1月 21, 2012
スズキ: 3月24日の茨城県三漁協の調査でスズキが映されていたが、調査結果の数字は公表されなかった。4月9日夜にNHKの番組で、チェルノブイリ後の日本周辺の海水とスズキのセシウム137の汚染の推移を示す、分かりやすい図が示された。
その図からわかるようにスズキの濃縮係数は1000前後である。そのことには全くふれなかった。消えものは怖い。水銀、PCB、ダイオキシン、どれでもスズキは鬼門である。
マグロ: チェルノブイリの時、汚染水の流れ込んだ黒海で漁業生産の7〜8割を獲っているトルコの沿岸漁民の受ける打撃は大きく、原子力エネルギー公社総裁は、〝パニックになる必要はない。四ヶ月かけて、カタクチイワシ、サバ、アジ、イワシなどの放射能調査を続ける。〟と声明を出している。
2年後の毎日新聞は〈一個3000円〉と始まる記事で、黒海の出口イスタンブールの定置網で獲られたイワシやサバをたらふく食べたホンマグロの輸入を報じている。心配だったら金持ちは自分で調べればよいと話したが、このマグロは完全に放射能を濃縮していた可能性がある。チェルノブイリ事故の直後に来た日経の記者が、輸入ものを調査したが放射能は検出されていないと言っていた。まだ早過ぎたのである。
大間のマグロが心配なので、昨年はホンマグロの回遊を徹底的に調べた。太平洋のホンマグロは1〜3才の時カリフォルニア沿岸まで行ってもどり、日本列島のまわりを摂餌しながら移動する大航海者である。Jパワー(電源開発株式会社)はひたかくしにしているが、2014年の完成をめざして青森県大間でプルトニウムを大量に使用する原発を、計画中である。
鹿児島県川内原発では温廃水を避けて、マグロの幼魚ヨコワが大きく回遊路を変えてしまうことを、昨秋水産海洋学会で報告している。大間や戸井など津軽海峡の漁師ばかりでなく、福島第一原発の事故により日本のマグロと原発が、国際的な総スカンを食う可能性がある。
