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1月 21, 2012

水産生物ごとの放射能汚染の現状と今後

    いまはまだ食物連鎖(栄養段階)のとっかかり。
    これから始まる水産物の放射能汚染の序ノ口にすぎない

 海藻: 大量に海水から検出されたヨウ素131は、海藻に大量に取り込まれるので、今採られている海藻は少なくとも茨城・千葉沿岸では食べない方がよいと当初は発言していたが、政府はこのようなたれ流しの状態が6ヶ月続くと言ったので、半減期8日は関係なく、半年は食べない方がよい。
 採集が簡単な海藻の調査を、東電も政府も県もしようとしないことの意味は重い。
 
 二枚貝: 1978年8月、福島第一原発の南北放水口より200〜800メートルの海底から採取されたホッキガイから、マンガン54とコバルト60を筆者らは検出した。
 今回第一原発周辺の海底土やホッキガイ、そしてコバルト、マンガン、ストロンチウム等の調査が行われていない。ただし、東京湾の木更津沖のアサリでセシウム137が検出されている。その由来を明確にすべきである。それも3月30日採取であるから、現在はどんな値がでるかわからない。
 
 イカナゴ: コウナゴ、メロウドともいうこの小魚を1キロ分、500尾くらいを丸ごとミンチにして計測した結果、放射能まみれの表面積がべらぼうに大きく、またそのようなプランクトンと共に測ったたため、高い数値になった。しかし、これは濃縮も始まっていない、食物連鎖(栄養段階)のとっかかりでしかなく、これから始まる水産物の放射能汚染の序ノ口といえる。
 筆者はこの時コメントを求められて、〝地獄の釜のフタが開いた〟と言ったが、それを報じたところは一つもなかった。ただし、朝日が夜10時過ぎのオンラインでようやく、心配な人は食べない方がよいとあたりまえの発言をどうにかとり上げた。

「放射能に汚染された魚介類から身を守るために 」(水口憲哉)全文公開 | フライの雑誌社